遺品整理をしたいけど、どこから手を付けたら良いかわからない・・・
このような悩みをお持ちではありませんか?
遺品を片付けなければと思っていても、いろいろな理由で整理できていない方は多いです。遺品を見て精神的に辛くなってしまったり荷物が多すぎて体力的にきつかったりと、整理できない理由はさまざま。
この記事で分かること
- 遺品整理を進める7つのコツ
- 遺品整理を業者に依頼してみる
- 遺品整理業者に依頼するときのコツ
そこでこの記事では、これから遺品を片付けたい方に向けて遺品整理のコツを紹介します。必ずしも全ての作業を自分一人で行う必要はないことがわかるので、ぜひ参考にしてみてください!
遺品整理をサクサク進める7つのコツ
遺品整理を自分の手で行うのは非常に大変です。それでもいつかは片付けなければいけません。そこでここでは、遺品整理が少しでも楽になるよう片付けのコツを7つ紹介します。
遺品整理7つのコツ
- 気持ちを整理する
- スケジュールを決める
- 道具類を準備する
- 貴重品を優先的に探す
- 分類作業は事務的に行う
- できることから始める
- 周囲に協力を仰ぐ
Step1 : 気持ちを整理する
大切な人を失ったショックから立ち直れていない方は、まずメンタルを整えるのが先決です。思い出の品を見る度に悲しみにくれてしまう状態では、なかなか作業が進みません。
さらに精神的にもきつくなるので、無理して遺品を片付けるのは禁物!
大切な方が亡くなった悲しみを少しずつ手放すには、自分の気持ちを人に話したり紙に書き出したりするのが効果的です。つらい気持ちを吐き出せば、少しは落ち着くはず。
- 心の整理ができてから遺品の片付けを始めても、遅くはありません。
遺品整理がつらい ときの対処法については、こちらの記事で紹介しています。
Step2 : スケジュールを決める
そして遺品整理を始めるなら、しっかりスケジュールを組んでおきましょう。時間に区切りを設けていないと、作業が長引きかねません。
例えば、遺品を片付けていると昔の写真などの思い出の品が出てくることがあります。そんなときについ感傷に浸ってしまうと、時間はあっという間に過ぎ去ってしまうでしょう。
時間を無駄にしないために決めるべきポイントは以下の3つ。
- 作業する日時
- 1日の作業時間
- 片付けを終わらせる日
作業日時と1日の作業時間を設定しておけば、片付けを終わらせる日に向けて手を止めずに片付けを進められます。サクサクと片付けを終わらせるために、作業前にスケジュールを決めておきましょう。
Step3 : 道具類を準備する
遺品を片付けていると重たい荷物を運び出したり、ほこりっぽい部屋を掃除したりする必要があります。そういった作業に備えて、片付けに必要な道具はあらかじめ準備しておきましょう。
用意しておくと良い道具は、以下の通りです。
道具 | 用途 |
---|---|
マスク・手袋 | ほこりや汚れから身を守る |
段ボール | 荷物を分類する |
ドライバー | 本棚などの大きめの家具を分解する |
台車 | 大きな荷物を運び出す |
ビニールひも・はさみ | 書類を縛る |
ゴミ袋 | 自治体の分別ルールに沿ってゴミを捨てる |
ホームセンターや100円均一などで手軽に入手できるものがほとんどです。片付けを始めてから足りない道具があると作業が止まってしまうので、先に揃えておきましょう。
Step4 : 貴重品を優先的に探す
遺品を片付け始めたら、まずは宝飾品や貴金属などの貴重品を探すのもポイント。『大事な物だから』というのはもちろん、貴重品は遺品整理に伴う手続きに必要なケースもあり、先に探しておかないと物事がスムーズに進まなくなりかねません。
一般的には机の引き出しや金庫、仏壇などに収納する人が多いので、そのような場所は重点的にチェックしておいてください!
また、以下のような品物も大切に保管しましょう。
- 預金通帳
- 年金手帳
- 保険や不動産関係の契約書
- クレジットカード
- 印鑑 など
本格的に片付け始める前に貴重品を優先してピックアップしておけば、誤って廃棄するミスを防げます!
Step5 : 分類作業は事務的に行う
遺品整理を始めるとまず『残すもの』『残さないもの』などと分類すると思いますが、作業の際は手を止めないことが大切。じっくり考えてしまうと作業が進まない原因となります…。
捨てるかどうか迷ってしまう品物が出てきた場合は一旦保留にし、あとで捨てるかどうか決めるのがコツ。
捨てるかどうかで3秒以上迷ってしまう品物は保留にし、次の作業に移りましょう。片付け中はスピード感が大事です!
遺品を捨てられない ときの対処法について知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。
Step6 : できることから始める
片付ける荷物の量に圧倒されてしまい、気が遠くなる思いをしているご遺族の方は多いです。それでも作業を進めるためには、ひとまず手を付けられる範囲から始めてください。
例えば、小さな荷物からこまめに持ち出して捨てることから始めれば、着実に部屋は片付いていきます。少しでも進んでいる実感があると片付けのモチベーションがあがり、本格的に整理を始めるきっかけになるでしょう。
どれだけ荷物が多い部屋を片付ける場合でも、小さなステップをコツコツと進めていけば、着実に片付けは進められます。
『とはいえどこから 手を付けたら良いか分からない ・・・』という方は、以下の記事を参考にしてみてください!
Step7 : 周囲に協力を仰ぐ
なお、遺品整理の全工程を1人で行う必要はありません。
家族や親戚など協力できる人を集めるのもかしこい選択。特に重たい荷物を運び出さなくてはいけない場合は、一人ではなかなか難しいでしょう。親戚に頼れる人がいない場合は、遺品整理業者に依頼する 手もあります。
いずれにしても、一人で抱え込まず人の手を借りるのがコツ!
協力を仰いだほうがスムーズに片付けを進められるでしょう。
遺品整理をプロに依頼するほうが楽なケースも
気持ちを整理するため遺品を早く片付けたいと思っている方も多いはず。しかし大切な人が亡くなった悲しみを手放せてない方にとっては、自分で片付けるのは難しいです。
遺品の片付けを全て自分で行う場合、気持ちの面でも体力の面でも大きな負担がかかるのは避けられないでしょう。そのような場合、遺品整理業者 に依頼すれば大変な作業を全てお任せできます。
【遺品整理業者とは】
遺族に代わり、遺品の片付けを行う業者。部屋の片付けはもちろん、遺品の供養やハウスクリーニングまで対応してくれるケースもある。
サービス内容は業者によりさまざまですが、一般的には部屋の片付けから不用品の処分・買取まで一括して請け負ってもらえます。辛い思いをせずに遺品を片付けてもらえるので、精神的にも肉体的にも楽になること間違いありません。
遺品整理でお困りの方は、業者に依頼する選択肢を検討してみましょう。
より安く遺品整理を業者に依頼する3つのコツ
遺品整理を業者に依頼するのであれば、できるだけ安くお願いしたいと思うのが利用者の本音。そこでここでは、安く業者に依頼するコツを3つ紹介します。
遺品整理を業者に依頼する3つのコツ
- 自分で整理できる範囲は片付けておく
- 不用品の買取に対応しているサービスを選ぶ
- 3社以上相見積もりをとる
自分で整理できる範囲は片付けておく
自分で対応できる範囲の片付けを先に済ませておけば、整理費用を抑えられます。例えば、持ち運べる大きさの不用品であれば業者に依頼せずに自分で処分すると良いでしょう。
運び出しが難しい大きな不用品の処分だけ遺品整理のプロに依頼すれば、費用を抑えつつ大変な作業は遺品整理のプロにおまかせできます。
不用品の買取に対応しているサービスを選ぶ
不用品買取サービスがついている遺品整理業者を利用すると、料金が安くなるかもしれません。遺品整理の料金から買取金額が差し引かれるため、実質の請求金額を抑えられるのです。
買取金額が高くつけば、遺品整理にかかる費用が大幅に安くなる可能性も。遺品の中から買取品が見つかれば費用が浮くため、利用しない手はないでしょう。
3社以上相見積もりをとる
見積もりは1社だけでなく複数社に出しておけば、適正な相場が分かります。最低でも、3社以上は見積もりを依頼すべきでしょう。
というのも、遺品整理の料金は荷物の量や部屋の状況によって変わるからです。そのサービスの提示している金額が高いのか安いのかは、複数社に見積もりを出してもらわないと判断できません。
遺品整理で損をしないためには、複数の会社に部屋を見てもらって適正な料金を知ることが大切!
ひとまず、以下の記事で紹介している『 イチオシのサービス5社 』全てに見積もりを依頼すればまず間違いないでしょう。
なお、見積書は作業ごとに料金を分けて明示しているかもチェックすべきポイントです。一括で記入されている業者は適正料金でない可能性があるので、依頼を避けると良いでしょう。
まとめ:遺品整理のコツは一人で抱えこまないこと!困ったら業者に相談しよう
というわけで、遺品整理をサクサク進めるために大切なポイントをまとめると、主に以下の3つです!
遺品整理を進めるポイント
- 気持ちを整理する
- 計画を立てる
- 周りの人にも手伝ってもらう
中でも、いかに他者への応援を求められるかは遺品整理にかかる時間と手間を大きく左右します。遺品整理の悩みは一人で抱え込まないようにしましょう。周囲に遺品整理の手伝いをお願いできる人がいない場合は、業者にお願いする選択肢もあります。
遺品整理業者については以下の記事でまとめておりますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
他者の力をうまく借りながら、スムーズな遺品整理を進めていきましょう。