親が亡くなった後やるべき作業の中で、個人的に疑問に思ったことを徹底的に調べてみました。
遺品整理をする中で『知りたい』と思った項目は、下記の6つになります。
遺品整理の豆知識
- よくあるへそくりの場所を知りたい
- 遺言書を発見したらどうしたらいい?
- 管理ができないお墓はどうすればいい?
- もし孤独死だと家はどうなる?
- 亡くなった人の物を使う心理
- 現代でも形見分けとかやるの?
この記事は、上記の項目について簡潔にまとめました。さらに詳しく知りたい方は、詳細ページへ飛ぶこともできます。
少しでもみなさんの疑問解消になれば、嬉しく思います。
よくあるへそくりの場所を知りたい


部屋の片付けをするのに、よくあるへそくりの場所とか知りたいなぁ…
半数以上の主婦の方が、過去にへそくりをしたことがある
実はへそくり経験がある方が、割と多いことが分かりました。下記は、へそくりをした年代を表にしたものです。


- 特に30代の頃がいちばん多いようですね。
もしかするもそのまま忘れてしまい、今でも部屋のどこかに眠っている可能性は『大いにある』ということです。
『へそくり』と聞くと、タンスに隠した現金を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は現金だけでなく他にも隠し物があることが分かりました。
へそくりとして隠している物
- 時計
- 証券
- 宝石
- 貴金属
- アクセサリー
- 金の延べ棒
- 商品券・図書券
- テレフォンカード
実際にこれらは、遺品整理業者が作業中に見つけたことがある物だそうです。
そして最も気になる『よくある隠す場所』についても調べてみました。
- 押し入れ
- 机・棚の引き出し
- タンス
- 本棚・本の間
- かばんの中
- キッキン周りの収納
- 仏壇
- 冷蔵庫
身の回りの、パッと見では分からない場所が多いようですね。
こちらの へそくりの隠し場所を公開!半数の主婦の方はこっそり隠してますよ では、へそくりに関する様々なことを調べました。上記の他にも
- へそくりの金額
- 男性・女性がそれぞれ隠す場所の特徴
- こんな場所にも隠すの⁈
- おすすめなへそくりアイテム
このような項目が書かれています、ぜひどうぞ。


遺言書を発見したらどうしたらいいの?





実家の片付け中に『遺言書』を発見してしまった…どうしたらいいの?
まず、安易に開封するのは絶対やめましょう!
遺言書には種類があり、正確には開封してもいい遺言書もあります。
ただ、勝手に開封するとマズい遺言書を開けてしまった場合『罰金』『文章偽造の疑い』と、いろいろな問題に発展しかねます。
- 『見つけも開封しない』こう覚えておけば、間違いはありません!
遺言書には、3つの種類があります。
遺言書の種類
- 自筆証書遺言
- 公正証書遺言
- 秘密証書遺言
これは書いた人が『どのように書いたか』で種類が分かれます。
- この中で『公正証書遺言』のみ、遺族が開封しても大丈夫な物になります。
それ以外の遺言書を開封するには、家庭裁判所で検認手続きを行う必要があります。
遺言書は『法的な力』を持つ物になるので、亡くなった方が『その後の相続』について書くことがほとんど。なので残された親族は、きちんとした方法・手順で遺言書の手続きを進めなければなりません。
もしも見つけたのに隠そうものなら『欠格』といって、あなたは相続人としての権利を失うことになります。
遺品整理中に遺言書を発見!『すぐに開封!』は絶対NG、罰金です では遺言書を発見した場合に、具体的にどうしたらいいのか解説しています。
- 遺言書の種類の解説
- 検認手続きの流れ
- 遺言書の発見方法
上記の内容をかなり詳細に調べましたので、ぜひ参考にしてください。


管理ができないお墓はどうすればいいの?





親が亡くなってお墓を守る人がいなくなった…自分は遠くに住んでいて、管理ができない…
これは実際、うちが直面した問題です。
現代では核家族化が進んで地方に住んでいる人も多く、実家の先祖のお墓を守れないと悩んでいる人は多いです。
管理費などが払われなくなったお墓は、期間が長引けばいづれ撤去されることになります。お墓の管理には維持費が必要。支払わなければ撤去されても仕方ありません。
- ただ逆に考えると、費用さえきちんと払えば自分が手入れできなくても、お寺や霊園が管理してくれるということです。
しかし現代では『お墓』という形でなく、別の方法で先祖を供養する方も増えてきています。
お墓の管理ができない。墓じまい・永代供養…etc。解決策はコレ では、今後のお墓のことで悩んでいる方に役立つ内容になっています。
記事の内容
- 墓じまいをする
- 永代供養をする
- 散骨する
お墓を撤去するやり方、別の形で遺骨を遺す方法などを紹介しています。


もし孤独死だと家はどうなるの?





孤独死だった場合、家の価値はどうなるんだろう?事故物件になるのかな?
結論、
事故物件だと告知すれば、間違いはない!
心情は人によって違うので、孤独死が事故物件に該当するかの判断は今まで難しいとされていました。
そんな曖昧だった部分をはっきりすべく、2021年10月に『宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン』が設定されました。これにより、判断基準の線引きが決められることになります。
- 事件性、周知性、社会に与えた影響が高いケース
- 物件を買う側・借りる側が契約の判断に悩むような影響の場合
- 【発見までの期間に定めなし】賃貸物件・持ち家の中での自然死・不慮の事故による死の場合。
- 【発見までの期間に定めなし】持ち家の隣の部屋・賃貸物件の共有部分で事件や自殺による死であっても、特殊清掃が行なわれた場合。
- 【3年経過している場合】賃貸物件や共有部分で、事件や自殺による死であっても特殊清掃が行われた場合。
もしも孤独死していた場合でも告知義務があるのかないのかは、ケースによって変わってくることになります。
- 家も大きく分けると『賃貸』なのか『持ち家』なのか、2つのパターンがあります。
賃貸の場合だと『原状回復などで高額請求されるのかな…』と心配になる方もいるかもしれませんが、相続人・連帯保証人が、損害賠償を求められることは基本ありません。
理由は、故意による過失がない孤独死の場合、例え発見までに数か月かかり臭気・害虫等が発生し特殊清掃が必要になっても、その賠償を連帯保証人・相続人に求めることはできないからです。
また持ち家の場合だと
- 自分が住む・貸し出す
- 売却する・更地にする
このような選択肢がありますが、共通して言えることは『家の清掃・整理』は自分でやらないといけません。また相続するかどうか、3ヶ月以内に決める必要もあります。(相続放棄できなくなるため)
孤独死した家はどうなる?事故物件になるの?気になる影響や防ぐ方法を紹介 では上記の他にも
- 家の清掃について
- 家の税金について
- 孤独死を防ぐ方法
などについて、かなり詳細に解説しています。


亡くなった人の物を使う気持ちの問題


遺品の中には、この先『使用したい物』もあるかもしれませんし、『処分に抵抗がある物』もあるかもしれません。
遺品には、あなたの『感情』が込められることになります。
よく言われていることで、遺品は人が亡くなった時点で『その役目も終える』とも考えられています。
亡くなった人が物に強い思い入れがあった場合、それに引きずり込まれるように『あの世に行けなくなる』ともいわれています。そのような物を使うのは、残された人も荷が重いかもしれませんね。
しかし亡くなった人や遺品に対し『敬う気持ち』があり、きちんと使ってくれるなら亡くなった方も嬉しいのではないでしょうか。
- そして今度は亡くなった方の代わりに、あなたを助けてくれる『道しるべ』になってくれるはずです。
人が亡くなると『遺品』という形で、物が遺ることになります。家具や電化製品など『物理的』に大変な物もあれば、形見や思い出の品など『精神的』に処分に困る物もあります。
このような場面でいちばんあなたに寄り添ってくれるのが、僕は 遺品整理業者 だと思っています。
物をただ処分するだけの不用品業者とは違い、気持ちの整理も手伝ってくれる遺品整理業者は心強いあなたの味方になってくれるはずですよ。


現代でも形見分けとかやるのかな?


形見分けとは簡単に説明すると
亡くなった方が使っていた物を、みんなで分けましょう
ということです。
昔は亡くなった方の『魂を受け継ぐ』という意味から、霊魂がこもりやすいと考えられていた『衣類』を分けることが多かったようです。
現在はそのような風習は薄れ、衣類をはじめアクセサリーや小物、身につける物だけでなく家具なども対象の品になります。
- 昔に比べると、ラフな傾向にあるようです。
しかしこの分野は調べれば調べるほど、とても奥深いことが分かりました。
例えばやるタイミングですが、これはすぐやるのはNGとされています。また注意するポイントとして、下記のようなことがあります。
形見分け注意点
- 包装は不要
- 高価な物はNG
- 目上の方へはNG
- 相手の意見を尊重
- 遺産分割協議をしてから
そして『誰に渡すのか』『亡くなった人と口約束をしていた』など、親族どうしでトラブルになることもあるようです。
またもらう側にも注意することがあり、実は形見分けというのはとても奥深い儀式だと感じるようになりました。
もしもあなたが形見分けの場面に遭遇した場合、【知らなくて当然】形見分けの意味を解説。マナーや注意ポイントを解説 がきっと役に立つはずです。
形見分けなんて、人生でそんなにやるものではありません、知識がなくて当然です。僕もいろいろと調べまくって書いたので、ぜひ参考にどうぞ。

