
遺品整理を業者に依頼したら、料金はいくらかかるんだろう?そもそも相場ってあるのかな?
どんなサービスでも、初めて利用するなら相場を知ったうえで検討したいですよね。
とはいえ、HPに具体的な値段を書いている業者はほとんどありません。また 遺品整理総合相談窓口共同組合 によると、遺品整理業界の歴史はわずか20年。遺品整理業者自体の認知度がまだまだ高くないため、なおさら料金の目安がつきにくいでしょう。
そこで今回は 遺品整理業者紹介サービス5社 のホームページをもとに、料金体系を調査した結果をまとめてみました。『料金が分からないから、遺品整理を業者に依頼しづらい…』と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!今回調査した遺品整理業者が下記になります。
サービス名 | 創業年月 | 電話番号 | 電話受付時間 | 運営会社 |
---|---|---|---|---|
遺品整理110番 | 2006年11月 | 0120-849-120 | 24時間365日 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
EMEAO! | 2008年1月 | 0120-130-358 | 平日9:00~18:00 | 株式会社 doubLe |
ライフリセット | 2013年2月 | 050-3196-3828 | 24時間365日 | 株式会社アシスト |
みんなの遺品整理 | 2015年7月 | 0120-905-734 | 8:00~19:00 | 株式会社LIFULL senior |
エコノバ | 2003年5月 | 0078-6001-7655 | 24時間365日 | 株式会社パラダイム・ラボ |
創業年月を見れば分かる通り、どれも遺品整理業の短い歴史の中で実績を積み上げてきたサービスばかりです。中には提携業者数が1,000社以上のサービスもあるので、かなり信頼性の高いデータが集まりました。
では、本題に入っていきましょう!
遺品整理業者の相場が決まるポイント6つ


早速ですが、遺品整理業者の料金はおおむね『作業に必要な時間と人数』によって決まります。それらを推し量るためには、以下6つのポイントをチェックしてみてください。
料金が決まるポイント
- 部屋の広さ・間取り
- 作業量
- 不用品の量
- 不用品の種類
- 周辺状況
- オプション作業の有無
それぞれ詳しく解説しますね!
Point1:部屋の広さ・間取り


まずは部屋の広さや間取りです。
基本的に、作業する部屋が多い(平米数が広い)ほど遺品整理業者の料金はアップすると考えておけば良いでしょう。
なお、家の間取り別の料金相場はこちらの通り。


よくよく考えてみれば、同じ集合住宅でもワンルームマンションとファミリー向けの3LDKなら料金が違って当然ですよね。反対に遺品整理の場所が一軒家だったとしても、故人が使っていた一部屋だけを整理するなら料金は割安になるということ。
- よって、単純にマンションだから安い、一軒家だから高いとは限りません。



遺品整理を業者に依頼するなら、まずは間取りと部屋の広さをチェックしましょう!
Point2:作業量
次は、作業量です。
先ほど『作業人数と時間によって遺品整理業者に支払う金額が異なる』とお伝えしたものの、料金に幅があるのが気になった方もいるかもしれません。
例えば、表によると間取りは同じ1DKでも、5万円と12万円では金額に2倍以上の開きが…


このように同じ間取りでも料金に差が出る理由の一つに、作業量の違いが挙げられます。ちなみに遺品整理業者が行う作業内容は、一般的にこちらの5つ。
- 遺品の仕分け
- 不用品処理
- 建物の養生
- 搬出
- 簡易清掃
ただ、遺品の数や不用品の量はケースバイケースです。そもそも遺品の数が多ければ仕分けに時間がかかるのは当然なので、遺品整理業者は作業時間を延ばすか人数を増やすかして対応しなければいけません。すると、料金も上がるということです。
- 少しでも費用を安くしたいなら、あらかじめ処分できそうな不用品は自分で廃棄 したり、形見分け をしたりして業者の作業量を減らしておきましょう。
Point3:不用品の量
また、遺品整理業者の料金は不用品の量にも左右されます。


処分したいものが多いと運搬用トラックの台数が増えたり処分費が余計にかかったりするので、当たり前と言えば当たり前なのですが…。



遺品整理する部屋は狭いけど、不用品が多そう…どのくらい料金がアップするのかな?
このように思われる方は、不用品回収業者から見積もりをとってみるのも一つの手段。例えば『 エコノバ 』なら、4つの項目を選択するだけで最大5つの不用品回収業者から相見積もりがとれます。


- 『 エコノバ 』は面倒な会員登録が不要かつ、利用料もかかりません。



複数業者の見積金額を比較できるので、不用品回収料金の相場を知るにはもってこいのサービスです!
Point4:不用品の種類
そして遺品整理業者の料金が決まるポイントの4つ目は、不用品の種類です。というのも、自治体によって資源ごみの処分方法が違ったり、家電リサイクル法対象の物は別途リサイクル料金が必要だったりするからなんですね。


機器名 | リサイクル料金 |
---|---|
エアコン | 990円~2,000円 |
ブラウン管テレビ | 1,320円~3,700円 |
液晶・プラズマ式テレビ | 1,870円~3,700円 |
冷蔵庫・冷凍庫 | 3,740円~5,600円 |
洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円~3,300円 |
もし家電リサイクル法対象のものを全て処分するなら、リサイクル料金だけで最大14,600円もかかることに…!
ただ、故人が使っていたものが全て不用品というわけではありませんよね。まだ使えるものを、お金を払って処分するのはもったいないです。



でも、使えるものと使えないものを判断するのは大変…
そんなときは、遺品の査定や買取サービスを行っている業者に遺品整理を依頼すると良いでしょう。
これらの業者は買取金額を料金から差し引いてくれるので、あなたが業者に支払う金額が抑えられます!
Point5:周辺状況
続いては、作業現場の周辺状況です。具体的には、現場の立地や道路事情などが絡んでくるでしょう。例えばこんな場合は、料金が割高になる可能性が高いです。
- 家具の吊り上げが必要
- 作業現場の近くに駐車場が無い
- エレベーターが無い集合住宅の高層階
- 運搬車両が入れない細い道沿いに家が建っている
つまりここでも『人の手をどれだけ使うか』が料金に関係してくるんですね。
建物からトラックまでの距離が遠いと、物を運ぶ移動距離が長くなります。そうなると費用が高くなる場合もあります。



山間部で道が整備されていなかったり、狭くて入れないような所では高くなるケースも…
なおエレベーターが無い集合住宅の場合は、3階程度までなら割増料金をとらない業者もあるようです。とはいえこの辺りは業者によって千差万別なので、複数業者から見積もりをとって比較するのがベター。
また作業現場から階段やエレベーターまでの距離、運搬作業に十分な広さがあるかどうか(二人並んで荷物を運べるか)なども、料金に影響する場合があります。
Point6:オプション作業の有無
そして遺品整理を業者に依頼するなら、オプション作業の料金も確認しておきたいポイントです。
というのも、遺品整理業者は『素人の手には負えないような作業』をオプションメニューで用意していることが多いから。むしろオプション作業こそ業者に依頼すべきなので、必要そうだと思うものはあらかじめ費用の概算に含めておくのが得策です。
一般的な作業内容 | オプション作業 |
---|---|
遺品の仕分け 不用品処理 建物の養生 搬出 簡易清掃 | 遺品の供養・お焚き上げ エアコン取り外し 特殊清掃 害虫駆除 消臭・消毒作業 など |
また『遺品を片付けてみたら、賃貸物件の床がひどく汚れていた』『まだ使えると思っていたエアコンが故障していて、廃棄しないといけない』など、あなたが想定していた以上の作業が必要になるケースもあるかもしれません。
よって遺品整理業者を探す際は、以下2点をおさえておくと安心です。
- オプションメニューが充実している
- 料金体系が明確である
こちらの記事では遺品整理業者のサービス内容について詳しく解説しているので、参考にどうぞ。


遺品整理業者によって費用が違うのはなぜ?


遺品整理業者に依頼したいと思ったら、複数の業者に見積もりを取ることをおすすめします。しかし複数の業者に見積もりを頼むと、業者によって費用が違うことがよくあります。
一体どうしてでしょうか?



同じことをしてもらうのに、費用かどうして違うんだろう
疑問に思いますよね。
業者によって費用が違う理由
- 宣伝のため広告費を使う
- 廃棄処理する地域の違い
- 独自の工夫をしている
- リサイクル・リユースが得意
このような理由から、費用に差が出ることになります。
勘が鋭い人なら気づきそうですが、理由のすべてが『業者側の都合』になりますね。依頼者側には、関係のない理由になります。
宣伝のため広告費を使う


どの業界でもそうですが、自社の宣伝のためには広告費がかかります。
- 新聞
- チラシ
- 地域情報誌
など『紙』で宣伝している業者は、費用が高くなります。テレビCMとなると、もっと莫大な費用になるでしょう。
その広告費が料金に含まれることになるので、宣伝に力を入れている業者は、他社よりも費用は高くなります。ホームページやSNSであれば、安く抑えられるようです。
廃棄処理する地域の違い
処分する遺品は、業者が市区町村の施設に運搬し処理することになります。処分費は各市区町村によって違うので、どの地域の施設で処分するかで、金額に違いが出ます。
遺品の種類によっては処分費にかなり差が出るので、そういった知識がない業者だと費用が高くなるかもしれません。
独自の工夫をしている
自社で工夫をし作業効率を上げ、他社よりも費用を安く抑える努力をしている業者もいます。
- 家財の積み方を工夫し、必要なトラックの台数を減らす。
- 他社に外注するのでなく自社で作業を行うことで、外注費を抑える。
- 作業員の技術を上げ作業量を増やし、人数を抑え人件費を正当な範囲で下げる。
できるだけ自社で行い、余分を省くことで他社との差別化を図ります。
リサイクル・リユースが得意


遺品整理で集まった物を全て処分するのでなく、もう一度使えるようリサイクルしたり、資源として変えることが得意な業者は、費用が安く設定されているようです。
依頼者に収益を反映させられるので、ホームページにはそのような活動をしている業者は、積極的に記載しています。
遺品整理の費用を安く抑える方法


相場を知ったり、見積もりを取ったら『思っていたよりも割と高いなぁ』と思うかもしれません。これなら自分でやったほうがいいのでは…、と思う方もいるでしょう
しかしやり方を工夫すれば、安く済ませることはできるんです。
ここからは自分でやれる『遺品整理の費用を安く抑える方法』を紹介します。少しでも安くしたい人は、試してみてください。
遺品整理の費用を安くするポイント
- 時期を考慮する
- 費用が出る保険がある
- できることは自分でやる
- 複数から見積もりを取る
下記で解説していきます。
時期を考慮する
- 月末
- 土日祝
- 引っ越しシーズン(3月~4月)
上記のようなタイミングだと、費用が高く設定されている可能性もあります。(※該当しない業者もあります)
このような時期を避けられるようであれば、安く済ませられるかもしれません。



ホテルや施設も、週末は高いよなぁ
費用が出る保険がある
最近だと遺族に迷惑をかけないよう、遺品整理にかかる費用をあらかじめ用意しておく人も増えているようです。『賃貸』に住んでいた人向けになりますが、2つ紹介します。
火災保険 | 孤独死した方が火災保険に入っていた場合、保障内容によって『特殊清掃費用』『リフォーム費用』これらの項目に、保険金が出る場合がある。 |
少額短期保険 | 東京海上ウエスト少額短期保険株式会社の『お部屋の保険ワイド』には、遺品整理にかかる費用が出ることが記載されています。 |
亡くなられた方が入居する際にこの保険と契約している場合もあるので、確認してみるといいかもしれません。
【 参考書籍 】
できることは自分でやる
遺品整理は、遺品の物量で費用が決まります。はじめから全て業者に頼むのではなく、あらかじめ自分で物量を減らしておくことで、費用を安くすることはできます。
自分でやるので手間にはなりますが、時間があったり手伝ってくれる人がいるなら『減らせる物は減らす』は安く済ませる第一歩です。
また 売れそうな物はあらかじめ売っておき、遺品整理の費用に足してもいいと思います。手間にはなりますが、自分で調べて足を運んで売れば、業者に任せて売るよりも値段に納得できるかと思います。
- 事前に値段を把握しておけば、遺品整理業者の買取り金額と比べて、高い方で売るという方法もあります。
複数から見積もりを取る
『なんだか複雑すぎて、よく分からない…』と思われる方は、複数の遺品整理業者から相見積もりをとる のが手っ取り早い方法です。
少なくとも3社以上の業者に訪問見積もりしてもらえば、おのずと相場も分かるでしょう。
なお、本記事では5つの遺品整理業者紹介サービスのホームページや事例などを徹底調査した内容をまとめましたが、中でも一番使い勝手が良さそうな業者はズバリ『 遺品整理110番 』です。


公式サイト | https://ihinseiri110.com/ |
提携業者数 | 1,000社以上 |
サービス内容 | 遺品の仕分け、分別・梱包、不用品処理、法務手続き代行、廃車手続き代行 など |
電話番号 | 0120-849-120 |
受付時間 | 24時間365日 |
運営会社 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
本社所在地 | 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋19F |
創業 | 2006年 11月 |
『 遺品整理110番 』は遺品整理に伴う一般的な作業がセットになった『基本プラン(税込16,500円〜)』があるうえ、オプションメニューも豊富。


電話は24時間365日受付しており、サービス利用料や通話料も無料です!
買取可能な遺品がある場合は料金から差し引いてくれるため、結果的にお安くなる可能性が高いです。なので遺品整理業者をお探しなら、とりあえず『遺品整理110番』に相談してみてください!
\相談料や紹介料は無料! /
【知っ得】遺品整理で相場より安すぎる業者には注意
上記でも紹介しましたが、遺品整理のおおよその費用は下記の通り。


トラック・人・処分費用など、遺品整理業者には物理的に『経費』が必要になってきます。なので極端に安い料金を提示している業者はこの『経費』の部分を削減しているかもしれません。
悪徳業者が『必要な経費を削る』やり方を、下記で解説しますね。
処分費を浮かせるため不法投棄
業者が廃棄物を処理するには、施設で『処分費』を払う必要があります。しかしこの処分費を浮かせるため、人目の少ない山や海岸に遺品を不法投棄する業者もいます。
『廃棄物処理法違反』という立派な犯罪。
もし業者がきちんと処分せず不法投棄した場合、投棄された物から身元が分かれば、不法投棄した業者でなく、依頼者に連絡が来ることになります。
依頼者は警察の事情徴収を受けて、法的な責任を問われることもあります。
作業員を減らし人件費を削減
遺品整理の作業には、片付け・梱包・撤去・運搬など、人手が必ず必要になってきます。
人手を減らすことで人件費は下げられますが
- 作業がいい加減
- 時間が長くなる
依頼者にとっていいことは、何1つないですね。あらかじめ人数が把握できれば、上記の人数と比べて少ないと注意した方がいいかもしれません。
まとめ:相見積もりをとって遺品整理業者の相場を知ろう


今回は、遺品整理を業者に依頼する際の費用相場や料金が決まるポイントについて解説しました。
遺品整理の料金は現場の立地や状態、遺品の量などさまざまな要素をふまえて決定するので、なかなか目安が立てにくいもの。
遺品整理業者の料金が決まる6つのポイント
- 部屋の広さ・間取り
- 作業量
- 不用品の量
- 不用品の種類
- 周辺状況
- オプション作業の有無
『色々考えて計算するのがめんどくさい!』『現場が遠いから状態が分からない!』という方は、とりあえず『 遺品整理110番 』に相談してみてください。
他の業者も見てみたいなら、こちらの記事もあわせてどうぞ。


なお遺品整理業者を探す際は、費用面だけではなく『安心して任せられる業者かどうか』もチェックしてくださいね!



あなたが最適な業者に巡り合えることを、心よりお祈りしております!