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遺品整理を自分で行う場合のやり方|準備物や手順を4ステップで紹介

遺品整理 やり方

遺品整理を始めようと思うけど、そもそもやり方がわからない…

遺品整理とは、故人が過ごしていた自宅や部屋をきれいに片付けていく作業。初めての体験ならば、やり方がわからず困惑する人もいるでしょう。

結論をから言うと、やり方そのものは難しくありません。取りかかる前の準備を済ませたあとは『遺品の仕分け→処分→売却や形見分け』を行うだけ。

  • ただし、全ての遺品を整理するとなると相当な時間がかかるため、体力面・精神面の負担が大きくなるのは覚悟しておく必要があります。

そこで今回は『遺品整理をする前の注意点』と『遺品整理のやり方』を詳しく解説します。スムーズに作業を進めていくためにも、ぜひ参考にしてください。

この記事で分かること

  • 遺品整理をする前の注意点
  • 遺品整理のやり方6ステップ
目次

遺品整理をする前の注意点

注意点2

まず、遺品整理の注意点を知っておきましょう。

遺品整理の注意点

  • 親族ともめる可能性がある
  • 近所から苦情がくるケースがある
  • 時間的・肉体的な負担が大きい

対応策も合わせて紹介するので、トラブル回避の参考にしてください。

親族ともめる可能性がある

一つ目の注意点は、親族とのもめる可能性があること。遺品に対する認識の違いで、親族とトラブルになるケースは少なくありません。

例えば、自分は必要ないと思うような遺品でも『形見分けとして受け取りたい』『まだ使えるものは有効活用したい』と考える親族もいます。そこで相手の希望も聞かぬまま勝手に処分してしまうと『なんで捨てちゃったの?』『破棄する前に確認して欲しかった』と、もめる原因に。

そうならないためにも、遺品の取り扱いを親族と事前に相談しておきましょう!

相談ポイント
  • どのような遺品を残すべきか
  • 遺品の処理方法はどうするか 

身内のいざこざは今後の関係性にも響いてくるので、親族への連絡・相談が面倒に感じたとしても手を抜かず行うのがおすすめです。

近所から苦情がくるケースがある

二つ目の注意点は、騒音や異臭が原因で近所から苦情がくるケースがあること。

スクロールできます
騒音の問題遺品の家具・家電を処分または他の場所へ移動する場合、家の外に運び出さなくてはいけません。その際に物をひきずったり、ぶつけたりする音が周囲の迷惑になっていることがあります。
異臭の問題しばらく放置していた空家を片付ける際には、部屋や運び出すごみから異臭がする場合も。においに敏感な住人にとっては、ストレスの原因になります。

ご近所トラブルを回避するためにも、できる限りの防音・防臭対策を行い、それでも迷惑がかかるようであれば近所の人に事情を説明しておきましょう。

スムーズに作業を進めるためには、周囲の理解も必要です!

時間的・肉体的な負担が大きい

最後の注意点は、時間的・肉体的な負担が大きいこと。

遺品整理は、遺品の仕分け・運搬・処分・買取・掃除など工程が多く、自分でやろうとすれば思った以上に時間がかかります。また、まとめた荷物や遺品の家具・家電を移動を行うので重労働な作業も多いです。

  • かかる負担をあらかじめ予測しておかないと、後から苦労を感じたときにメンタルをうまく保てません。

心の準備をしてから、片付けに取り掛かりましょう!

なお『できれば苦労せずに遺品整理を済ませたい』という人は、遺品整理業者 を頼るのもありです。

【 遺品整理業者とは 】
遺族に代わって遺品の整理をしてくれる会社。遺品の仕分けや不用品の処分だけでなく、遺品査定や買取、特殊清掃など幅広くサービスを提供している。

こんな人は業者の利用が向いています。

業者に頼んだ方がいい人
  • 体力に自信がない
  • できれば早く済ませたい
  • 仕事や家事であまり時間をかけられない

プロにお願いすれば、遺品の片付けをあっという間に完結してくれます。さらに、荷物を運搬するときは防音シートを貼ってくれるので、先ほどあげた騒音トラブルの心配もいりません。

『利用してみたいけど何を基準に選べばいいかわからない』という人は、下記の記事を参考にしてください。選び方のコツやおすすめ業者を解説しています。

遺品整理の自分で行うときのやり方6ステップ

ステップ

ではここから、遺品整理を自分で行うときのやり方を6ステップで解説していきます。

遺品整理の自分で行う6ステップ

  1. スケジュールを決める
  2. 必要なものを用意する
  3. 故人の意思を確認する
  4. 遺品を仕分ける
  5. 不用品を処分する
  6. 残したものは売却や形見分けする

手際よく進められるよう、ぜひ参考にしてください。

Step1:スケジュールを決める

まずは、遺品整理のスケジュールを決めましょう。

遺品整理は長丁場になります。勢いのある前半はテンポよく片付けが進められたとしても、後半になってくると肉体的・精神的な疲れが出てきて作業スピードが減速しがち。やる気を持続してスムーズに作業を進めるためにも、スケジュールを決めるのは有効な手段です。

スケジューリングのコツとしては、『この日は押入れ』『この日は机の中』『この日は衣類』など、その日ごとに片付ける箇所を決めておくこと。

小さな目標にすれば、達成が身近になり作業の集中力も高まるでしょう。

Step2:必要なものを用意する

次にすべきなのは、必要なアイテムの用意です。道具がなくて作業を中断したり、そのたびに買い物に出たりしたりして時間を無駄にしないよう、事前準備はしっかりと行いましょう。

以下は、遺品整理に必要な道具の一例です。

道具用途
マスク・手袋ほこりや汚れから身を守る
ダンボール荷物を分類する
ドライバー家具などを解体する
台車大きな荷物を運ぶ
ビニールひも・はさみ書類や雑誌をまとめる
ゴミ袋ごみを分類する

ほとんどの道具は100円ショップで購入可能なので、大きな費用はかかりません。準備を万端にしておけば、作業の効率もUPします。

Step3:故人の意思を再確認する

準備ができたら遺品整理に取り掛かりますが、まずは故人の意思を再確認してください。亡くなっているとはいえ、本人の品物を片付けるので意思は尊重すべきです。

意思を確認する方法としては、エンディングノートや遺言書をチェックすること。そこには『遺品を贈る相手の名前』や『遺品の保管方法』など、故人の意向が明記されている可能性があります。

エンディングノートや遺言書が見当たらないという人は以下の場所を重点的に調べてみてください。

よく利用される保管場所
  • 金庫
  • 仏壇
  • 本の隙間
  • 机の引き出し   

もし故人の意思が確認できるものがなかったら、家族で話し合って遺品整理の方向性を決めていきましょう。

Step4:遺品を仕分ける

ここからは、実践的な作業に入っていきます。

まずは、遺品の仕分け。主に以下の3つに分類しましょう。

残すもの思い入れがあるもの・金的価値・歴史的価値のあるもの・再利用して使えるもの
捨てるもの誰も使わないもの・状態が悪く再利用できないもの
保留するものその場での判断が難しく後から決めるもの

あまり時間をかけずに、どんどん分けていくのが得策です。懐かしい品を手に取ると、つい思い出に浸ってしまいますが、それでは一向に作業が進みません。

5秒以内に判断がつかないものは、『保留するもの』に分類し淡々と仕分けていきましょう!

Step5:不用品を処分する

次に、不用品を処分します。

一般ごみは、住んでいる自治体のルールに合わせて分別して捨てます。大量に出たごみを一気に出すと近所の迷惑になる場合もあるので、マナーを守って処分しましょう。

また、大型家電・家具などは粗大ごみに該当します。処分の仕方は以下の方法を参考にしてください。

粗大ごみの処分方法の例
  • 自治体の回収場に持っていく
  • 不用品回収業者に依頼する
  • 処理券(シール)を購入し、予約した日に指定場所に出す

粗大ごみを捨てるには手間とコストがかかります。自分にあった方法で処分しましょう。

Step6:残したものは売却や形見分けする

最後は、残したものをどうするか決めていきます。

残した物の選択肢
  • 形見として保管・使用する
  • 親族や故人と親しかった知人に形見分けする
  • リサイクルショップや質屋に売る

なお、市場価値のある骨董品や絵画・宝石類などは相続財産の対象となる可能性があります。人に贈ると贈与税がかかるので、形見分けをする際は相手に迷惑がかからないものを選びましょう。

遺品の相続でわからないことがあれば、役所の無料相談窓口や専門知識をもつ遺産整理業者などを頼ってみてください。

遺品整理のやり方に困ったらプロに頼るのもあり!

業者

以上、遺品整理のやり方を6ステップで紹介してきましたが、実際に取り掛かれば一つひとつの作業に時間と手間がかかります。整理する部屋の広さや遺品の量によっては、引越しと同等の苦労がかかると言っても過言ではないでしょう。

そこで、負担を感じる方は遺品整理業者にお任せする方法もあります。プロの手さばきで、遺品の仕分けから部屋の清掃まで素早く完結してくれます。

中でもイチオシなのは『 遺品整理110番 』で、遺品整理に必要なサービスを全てひとまとめにしたプランを用意。

エンディングノートまたは遺言書の確認をして遺品の扱い方さえスタッフに伝えれば、あとのことはほぼ丸投げでOK!

遺品整理110番 』では、法務手続きの代行やハウスクリーニングなどもオプションで用意しているので、面倒に感じる作業も一気に片付くでしょう。

全国対応で相談や見積もりだけなら無料です。『遺品整理をスムーズに終わらせたい』と考えている人は、ぜひ気軽にお問い合わせください!

キャンセル料は0円!

まとめ:遺品整理のやり方は難しくない!

遺品整理 やり方

というわけで、遺品整理のやり方自体は難しくありません。しかし時間と手間は想像以上にかかるので、余裕をもって始めるべきです。

また急に始めてしまうと、近所や親族とのトラブルに発展しかねません。

滞りなく終わらせるためにも、周囲への配慮・そして起こりうるトラブルを理解した上で取り掛かりましょう!

遺品整理の大変さをひしひしと感じている人は、遺品整理業者を頼るのもありです。プロが段取りよく片付けてくれるので、例えやり方がわからなかったとしても問題ありません。

まずは複数社の見積もりを取ってみて、自分にあう会社を選んでみるのもいいですね。

おすすめの遺品整理業社はこちら。

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